骨髄増殖性疾患の1つである。白血球数は増加し、末梢血中への幼若顆粒球の出現、好塩基球の増加が認められる。骨髄は過形成となり顆粒球系を主体とする増生が認められ、巨核球も増加する。t(9;22)(q34;q11)のPh染色体およびBCR/ABLの遺伝子再構成が認められる。
ピンク色の好中球領域が主体となる上方に伸長したスキャッタープロットが形成されており、骨髄系幼若細胞の存在が示唆される。また、好塩基球を示す白色のプロットも多数認められる。サスペクト・メッセージとしてNE Blasts、Imm.NE2、Imm.NE1が出現しており、芽球を含む骨髄系幼若細胞を検知している。
人間ドックにて白血球増多を指摘され、血液内科受診。初診時の血液検査ではWBC 13.66×103/μL、Hb 12.2 g/dL、Plt 289×103/μL であり、芽球を1.5%認めるとともに幼若顆粒球が存在し、好塩基球も2.5%認められた。骨髄は高度過形成性であり、染色体検査ではPh染色体が認められた。慢性骨髄性白血病(慢性期)と診断され、現在外来にて治療継続中である。提示データは初診時のものであり、白血球数が増加し幼若顆粒球の出現が認められる。標本上は顆粒球系細胞の増加が認められ、成熟好中球のほか、骨髄球、後骨髄球など幼若顆粒球も多く認められる。芽球も少数認められ、好塩基球も軽度増加している。