他病院においてCLLの診断を受け、化学療法を開始しており、セカンドオピニオンとして受診した。肝脾腫は認めないが、WBCは279.2x103/μLと著増しておりペルオキシダーゼ陰性の比較的幼若なリンパ球系細胞が97%を占めている。データはこの時点のものであるが、フローサイトメトリーによるリンパ球解析ではCD2+、CD3+、CD4+、CD5+、CD7+、CD8−、でその他のNK-cellおよびB細胞系のマーカーはすべて陰性であった。また、HTLV-I抗体も陰性であり、T-CLLと診断された。形態学的にも核小体等には明らかな特徴を示していないが、W
H O 分類のT - c e l l prolymphocytic leukemia(PLL)も疑われた症例である。PLLはT-cellとB cellタイプがあり、いずれも大型の核小体を示す前リンパ球(prolymphocyte)が増加し、巨大脾腫を示すことも特徴とされており、また。予後の推測にはCLLとの鑑別が重要である。