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24慢性リンパ性白血病 T-CLL

Chronic lymphocytic leukemia(CLL)

CLLは50歳以降の男性に好発する疾患で、正常リンパ球と区別が難しい成熟リンパ球がリンパ節、骨髄、脾臓などで腫瘍性に増殖する疾患であり、巨大脾臓の腫大を見る症例が多い。また、B細胞性症例が多く、T細胞性の症例はまれである。

LH750 測定データ

慢性リンパ性白血病 T-CLL Chronic lymphocytic leukemia(CLL)

 

スキャッタープロット

慢性リンパ性白血病 T-CLL Chronic lymphocytic leukemia(CLL)

スキャッタープロット/ヒストグラム解説

青色のリンパ球領域の下方から緑色の単球領域上方まで連続的に細く伸長したスキャッタープロットが形成されており、同一の特徴を持つ単核細胞が多数存在することを示唆している。サスペクト・メッセージとしてMOBlasts、Imm.NE2、Imm.NE1、Verify Diffが出現しており、芽球もしくは単核の異型細胞を検知している。

末梢血液像

慢性リンパ性白血病 T-CLL
メイ・ギムザ染色:x1000

末梢血液像

慢性リンパ性白血病 T-CLL
メイ・ギムザ染色:x1000

 

 

目視データ

Blast  
Promyelocyte  
Myelocyto  
Metamyelocyto  
Band  
Seg 2.0%
Lymphocyto + 
Atypical LY +
Monocyto 1.0%
Eosinophil +
Basophil  
Other *97.0%
total 100
NRBC/100WBC  
赤血球/その他の所見 *リンパ球系異型細胞

末梢血液像

慢性リンパ性白血病 T-CLL
メイ・ギムザ染色:x1000

診断および解説

他病院においてCLLの診断を受け、化学療法を開始しており、セカンドオピニオンとして受診した。肝脾腫は認めないが、WBCは279.2x103/μLと著増しておりペルオキシダーゼ陰性の比較的幼若なリンパ球系細胞が97%を占めている。データはこの時点のものであるが、フローサイトメトリーによるリンパ球解析ではCD2、CD3、CD4、CD5、CD7、CD8、でその他のNK-cellおよびB細胞系のマーカーはすべて陰性であった。また、HTLV-I抗体も陰性であり、T-CLLと診断された。形態学的にも核小体等には明らかな特徴を示していないが、W H O 分類のT - c e l l prolymphocytic leukemia(PLL)も疑われた症例である。PLLはT-cellとB cellタイプがあり、いずれも大型の核小体を示す前リンパ球(prolymphocyte)が増加し、巨大脾腫を示すことも特徴とされており、また。予後の推測にはCLLとの鑑別が重要である。

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