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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第2部
 末梢血・骨髄像の見方&考え方

末梢血液像の着眼点

    *採血、塗抹、染色の行程がスムーズに行われたことを前提に以下の項目に留意して鏡検を行います。

  • 血球計数値の情報(数,恒数,粒度)から塗抹を観察する.
  • 白血球分類は中倍率(×400)で100〜200カウントする.
    @量的観察は低倍率(×100〜200)
    A質的観察は高倍率(×1000)
    B分類は絶対数で評価する(絶対的増加・減少の評価).
    C白血球が極端に少ない場合は数枚の標本を作製しデータを集約する.
  • 最適な観察部位を設定する.
  • 人工産物(artifact)の処理は的確に速やかに.
  • 分類不能については“other”に算定し、コメントを付記する.
  • 細胞の内部精度管理の励行(MG染色で好中球の核、顆粒をチエック).
  • 骨髄検査への導線は短く情報は正確に発信すること.
  • リアルタイムであること.

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