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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第3部
 造血器腫瘍の診断〜ソフトに解析する戦略〜

慢性骨髄性白血病(CML) t(9;22)(q34.1;q11),BCR-ABL1

骨髄 末梢血-NAP


骨髄は芽球の増加を伴わない顆粒球系の増
加(赤芽球系の抑制)がみられ、小型で低
分葉核(単円形核)巨核球がみられる
(5時方向)。
顆粒系増加のなか幼若好酸球(中央右)、
好塩基球(12時方向)の混在もみられる
(下)。
CMLではNAP活性の
低値が特徴である。
類似疾患の類白血病
反応ではNAP活性は
高値である。

【ここがポイント】

CMLは通常、脾腫を伴う白血球増加で発見されますが、白血球が正常での早期発見が可能です。骨髄移植や分子標的療法の開発により延命効果にもつながりますので見落としは禁物です。以下がポイントです。

[末梢血所見] (白血球8,200/μLの実例)
@前骨髄球、骨髄球、後骨髄球の軽度出現
A好酸球、好塩基球の軽度増加
BNAP染色にて活性の低値を確認
C骨髄穿刺の施行、脾腫の確認
DPh染色体、BCR-ABL1遺伝子の確認



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