
CE-MSの可能性をさらに拡大します!
質量分析装置(MS)をキャピラリー電気泳動法(CE)と組み合わせたCE-MSはイオン性・高極性化合物解析に応用される分析技術です。この技術をさらに効果的にするために、ベックマン・コールターはMSの新しいフロントエンド分離系及びイオン化機構を開発しました。極低流量かつ高分離能のCEと標準化されたエレクトロスプレーイオン化(ESI)機構を組み合わせた、CESI技術です。
CESIスプレイヤー
ESI法における流量をnL/minレベルまで減らすと、イオン化抑制が軽減されターゲット化合物のMS感度を大幅に向上できることが報告されています。この低流量環境での高感度 分析の実現には、シース液無しでのスプレーが不可欠です。 キャピラリー先端部を特殊加工により細くし、多孔質シリカ壁を通してイオン透過が可能な部分(Porous セグメント)を設け、この外側には電気伝導液(コンダクティブ液)を充填して、CE部分の電流回路と安定したスプレーを、シース液無しで確保しました。
OptiMSテクノロジー
Porous セグメントを持つ分離キャピラリーは、OptiMSカートリッジに組み込まれます。キャピラリー末端のPorous セグメントは保護ハウジング内に格納され、容易な操作を確 保します。このCESI スプレイヤー部分は、専用アダプタを介してMSのナノ-スプレイヤーイオン導入部に簡単にセットできます。さらにOptiMSカートリッ ジは、液冷式キャピラリー冷却機能をあわせ持ち、安定な泳動をサポートします。
質量分析装置接続キャピラリー電気泳動ESIシステム CESI 8000は、イオン性/極性化合物の質量分析にOptiMSテクノロジーを応用するために開発されました。CE法の低流量における優位性が最大限発揮され、高感度と豊富な情報量を提供します。 システムは制御用ワークステーションとともに稼動テーブルに載せられ、LCシステムとの交換も簡便です。サンプルのみの保温・冷却機能、オートサンプリング機能、リレーによる質量分析装置との連携機能も、もちろん合せ持ちます。
CESI 8000がOptiMSテクノロジーにより提供するBenefits
- 感度の向上
従来のシース液付CE-MSに対し、試料に応じて数十〜100倍以上 - 高分離能
CE法の特長である鋭い分離を有効活用 - 分析時間を短縮
高分離能に伴う泳動時間の短縮と、洗浄再生プロセスの簡略化 - イオン化抑制の軽減
nL/minオーダーの極低流量の実現 - 幅広いサンプル種に対応
イオン性/高極性サンプルに最適、ペプチド・インタクトタンパク質・
メタボロームなどの低分子イオン性化合物解析に - 獲得情報の充実
LC-MS法との相補性と感度向上

