DNAdvanceは、組織からDNAを抽出・精製する試薬キットです。特にマウステールからのDNA抽出試薬キットとして開発されましたが、多様な組織にも対応可能です。DNAdvance は独自のSPRI磁性ビーズで高回収、高純度にDNAを抽出し、弊社ラボラトリーオートメーションシステムBiomekによる自動化にも最適な試薬キットです。特に、多検体からDNAを抽出する際に効力を発揮します。
- 抽出後のDNAは、PCR反応等の酵素反応を用いた解析にも使用可能。
- スタンダードプロトコールによるマウステールからのDNA抽出は、組織のホモジナイズが不要。
- マウステール以外の組織にも使用可能。
- マニュアル法、もしくは自動化での多検体処理に適する。
- Biomekによる自動化に最適な試薬キット。
DNAを高回収
均一なサイズ、均一な形状のSPRI磁性ビーズの使用により、DNAdvanceは安定的にDNAを組織から高回収します。20mgのマウステールからDNAを抽出した場合、他社製品に比べて同等もしくは優位な回収量を安定的に得ることができます(Figure 1.)。
Figure 1. DNAdvance キットと他社製品の比較。20mgのマウステール(それぞれN = 24)でDNAを抽出し、吸光度の測定から回収量を算出した。
異なるサンプルタイプからのDNA抽出
DNAdvanceはマウステールからのDNA抽出試薬キットとして開発されましたが、テール以外の組織からもDNA抽出が可能です。Figure 2.は、ラットの脳と肝臓組織からDNAを抽出した結果を示しています。
脳、肝臓組織についてもマウステール用の標準プロトコールに従い、別途ホモジナイズのための前処理は行いませんでした(リシスステップはオーバーナイトで行いました)。

Figure 2. DNAdvanceでラットの脳、肝臓、およびマウステールのそれぞれ20mg(N=24)からDNAを抽出し、吸光度の測定から回収量を算出した。
高純度のDNA
DNAdvanceのSPRI磁性ビーズで抽出したDNAは高純度に精製されています。Figure 3.は、Figure 2.で抽出したDNAを鋳型として行ったPCRの反応産物を電気泳動したものです。脳、肝臓、テールともに、得られたDNAはPCR反応に使用可能であることを確認しました。

Figure 3. ラットの脳、肝臓、およびマウステールからDNAdvanceで抽出したDNAを鋳型として、βアクチン遺伝子の300bpの領域をPCR反応により増幅した結果。M: 25bp DNAラダー、NC: ネガティブコントコール。
実験ステップ
- Lysis Buffer、DTTおよびProteinase Kで、20 mgまでのマウステールもしくは組織切片を溶解する。
- ゲノムDNAをSPRI磁性ビーズに結合させる。
- 磁場でSPRI磁性ビーズを集め、夾雑物のみを除く。
- 70 %エタノールで夾雑物のみを除く。
- SPRI磁性ビーズからゲノムDNAを溶出する。
- 溶出液を新たなプレートに移す。
Agencourt DNAdvance オーダーインフォメーション
| 製品名 | 製品番号 | 容量 | 内容構成 | 価格(税別) |
|---|---|---|---|---|
| Agencourt DNAdvance Kit - Small |
A48705 | 384 (4 x 96) サンプル分 |
Lysis Buffer Bind 1 Buffer Bind 2 Buffer Proteinase K Proteinase K Buffer Elution Buffer |
\115,200 |
| Agencourt DNAdvance Kit - Large |
A48706 | 9,600 サンプル分 |
Lysis Buffer Bind 1Buffer Bind 2Buffer Proteinase K Proteinase K Buffer Elution Buffer |
\1,920,000 |

