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平成26年度
日臨技近畿支部医学検査学会(第54回) 報告

今年は神戸国際会議場で開催されました。近畿支部として6エリア(福井県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県)の技師会が各年毎に担当しており、今年の参加者は1,500名を超え大盛況に終わりました。


学会の目玉として、2005年に世界で初めてES細胞から神経網膜を分化誘導することに成功した理化学研究所の高橋 政代先生の特別講演がありました。高橋先生は言わずと知れた超御高名な研究者であり、最近のニュースでは2014年9月12日に自己由来のiPS細胞を患者へ移植する臨床研究を世界で初めて実施し、イギリス「Nature」誌が選ぶ「2014年に注目すべき5人」にも選ばれた方です。一般の方々も参加でき約700名入場できる大規模会場が、ほぼ満席になっていました。

弊社は9月21日に企業プレゼンテーションとして、「PSA測定の現状と将来-新規マーカーproPSAを含めて -」と題して約20分の講演を行いました。
ご来場いただきまして、ありがとうございました。

平成26年度日臨技近畿支部医学検査学会(第54回)  企業プレゼンテーションW】
【日     時】 2014年9月21日(日)14:30〜14:45
【会     場】 神戸国際会議場5階 第7会場(502会議室)   MAP
【演     題】 「PSA測定の現状と将来
−新規マーカー proPSA を含めて−」
【演     者】 徳永 哲士
ベックマン・コールター株式会社 Dx学術統括部門
【講演要旨】 血中マーカーとしてのPSA 測定の歴史は、Tandem-R PSA(ベックマン・コールター社製)キットが1986 年に世界初のPSA測定キットとしてFDA(米国食品医薬品局)承認されたことから始まった。
臨床利用としては、1994年Dr.CatalonaらがTandem-R PSAによる前立腺癌カットオフ値4.0ng/mLを発表した。この値は、臨床判断において現在も揺らぐことの無い前立腺癌の判断指標となっている。

前立腺疾患血中マーカーとして有用性の高いトータルPSAは、検診/診断や治療指標として用いられているが、前立腺癌鑑別において明確な指標になりえない。トータルPSA4〜10ng/mLのグレイゾーンにおいて癌の可能性は平均25% であり、4人中3人が無駄な前立腺生検を実施したことになる。
よって、前立腺癌診断効率を上昇させるためトータルPSAを上回る新規マーカーが待ち望まれている。

このような状況において、我々はPSA前駆体であり前立腺癌でより多く分泌されるproPSAに着目した。数種存在するproPSAの中でも、PSAよりも2アミノ酸配列の多い[-2]proPSA測定キット(以下p2PSA)の開発に着手し、完成した。現在、国内外において試薬性能の研究検討を実施中である。

当日は、PSA 測定によって得られた成果と問題点、新規前立腺疾患マーカー測定キットp2PSA について発表を行う。


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