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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第2部
 末梢血・骨髄像の見方&考え方

Q7. 1〜5歳.女児:眼瞼結膜軽度貧血、眼球結膜に黄疸あり、肝脾腫あり.

RBC283万/μL、Hb9.0g/dL、Ht25.0%、MCV88.3fL、MCH31.8pg、MCHC36.0%、PLT26.3万/μL、WBC14400/μL、骨髄有核細胞 26.3万/μL (赤芽球優位のほか異常所見なし)
総ビリルビン16.3mg/dL、LDH406 IU/L、尿ウロビリノーゲン(2+)、尿ビリルビン(1+)
上記所見より、溶血性貧血と診断され、父親がそうであり、遺伝性溶血性貧血と診断された。
経過中、顔面に紅斑が出現し、汎血球減少を来たし、網赤血球が著減したため骨髄穿刺がなされた。
骨髄は低形成であり、なかでも赤芽球が著減していた。

下図は経過中に2回の骨髄穿刺が施行されまた。考えられることは何でしょうか。

経過中1回目の骨髄穿刺 経過中2回目の骨髄穿刺


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