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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第3部
 造血器腫瘍の診断〜ソフトに解析する戦略〜

1)反復性遺伝子異常を伴うAML

(5)微細顆粒型APL(M3)

上段の6個は顆粒が少なく、下図2個は小さ目の顆粒を有する同系の細胞である。

  • 【所見】
  • 低顆粒の病的前骨髄球が主であるが、周囲には異常顆粒やアウエル小体も認める。
  • PO染色はM3同様強陽性
  • 光顕的に顆粒が少なく、電顕的には証明される。
  • CD13,CD33(+),HLA-DR(−)
  • DIC(+)
  • M3と同様にt(15;17)(q24.1;q21.2)/PML-RARAを認める。

  • 【ポイント】
  • 顆粒が減少気味であることから幼若単球に類似するが、PO染色の強陽性が鑑別ポイントになる(単球系は陰性が多く時に弱陽性)。

病的な前骨髄球はM3と同様に強陽性である。

【他の症例】核型不整が顕著で低顆粒の芽球様である。12時にはアウエル小体を認める。



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