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「ネットで形態」 血液形態自習塾 第2部
 末梢血・骨髄像の見方&考え方

赤血球形態の大きさから考える病態


1. 小赤血球症 microcytosis:8μm以下

  • 1)細胞質の成熟障害
    鉄欠乏性貧血(IDA), 鉄芽球性貧血(SA),サラセミア症候群
  • 2)破砕(断片化):末梢血に出現後に機械的,物理的作用
    細小血管障害性溶血性貧血,心弁膜置換後,重症の熱傷
  • 3)小球化
    遺伝性球状赤血球症, 自己免疫性溶血性貧血

2. 大赤血球症 macrocytosis:8μm以上

  • 1)核の成熟障害
    巨赤芽球性貧血・悪性貧血(VB12欠乏), MDS, 慢性アルコール性中毒(葉酸欠乏)
  • 2)赤血球産生の亢進 (網赤血球増加)
    溶血性貧血, 急性出血,
  • 3)赤血球膜脂質異常(増加)
    慢性肝疾患 (標的赤血球)
  • 4)その他
    再生不良性貧血 (時に正球性)

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