症例19
| 年齢 | 10歳代 | |||
|---|---|---|---|---|
| 現病歴 | 全身倦怠感にて来院、貧血、血小板減少があり、末梢血に芽球様細胞がみられたため入院となる. 肝腫 （＋）、脾腫 （−）、リンパ節腫 （−） |
|||
| 血液学所見 | WBC（/μl） | 3,510 | RBC（万/μl） | 152 |
| Hb（g/dl） | 5.0 | Ht（%） | 15.0 | |
| PLT（万/μl） | 1.3 | MCV（fl） | 98.7 | |
| MCH（pg） | 32.9 | MCHC（%） | 33.3 | |
| 血液像（%） | Blast様 | 73 | ||
| 骨髄所見 | NCC（万/μl） | 14.2 | MgK（/μｌ） | 0 |
| Blast（%） | 94.0 | |||
| 細胞化学所見 | NAP染色(PS56, PR 32%) | |||
| 表面形質 | CD13, CD34, CD117, CD38, HLA-DR (＋） | |||
 |
 |
|
|---|---|---|
| ［末梢血×1000.MG染色］ N/C比の高い芽球様細胞がみられる.  拡大して見る |
［骨髄×400.MG染色］ 芽球様細胞の増加がうかがえる. 拡大して見る |
|
 |
 |
|
| ［骨髄×1000.MG染色］ N/C比が高く、核形不整が著明で、クロマチンは粗顆粒状で、アウエル小体を認める. 拡大して見る |
［骨髄×1000.MG染色］ アウエル小体は多様性である. 拡大して見る |
|
 |
||
| ［骨髄×1000.SBB染色］ 芽球様細胞はSBB染色に強陽性である. 拡大して見る |
||
| 下記の中から答えをお選びください。 | |
| 1 | 急性骨髄性白血病（M1) |
|---|---|
| 2 | 急性骨髄性白血病（8；21転座M1) |
| 3 | 急性骨髄性白血病（8；21転座M2) |
| 4 | 急性前骨髄球性白血病（15；17転座M3) |
| 5 | 急性骨髄単球性白血病(M4) |
