「ネットで形態」 マンスリー形態マガジン
第118回 「マンスリー形態マガジン」 2021年2月号
『 巣ごもりの中、彩りを添えるコーヒーカップ 』
現在、全国で白物家電の売り上げが好調のようです。昨年からのコロナ渦の中、外出自粛による巣ごもり生活の中で生活の質を変えるためにそれぞれの家庭では家電製品の買替えが進んでいるそうです。
さて、1月号のコラムで紹介した宝満宮竈門(かまど)神社を参拝した際、参道の途中におしゃれなカフェ「cafe Si」を見つけ、早速を訪れてみました。お店に入ると、色とりどりのマグカップやトレーなどの生活用品と文房具がきれいに陳列されており、手に取ってみますとそれがシリコーン(ゴム)製であることに気付きました。気さくな店長さんにお話を伺ったところ、このカフェは、大宰府市のシリコーンメーカー(本社:福岡県久留米市)が運営し、シリコーン製の生活用品を展開するオリジナルブランド「SiNG」のショールームが併設されているそうです。「SiNG」では、シリコーンゴムに特化した製造メーカーだからできる和を意識した色調とマットな質感が合わさることで、これまでのシリコーン雑貨にない仕上がりを目指し、暮らしの中の幅広いシーンに取り入れやすい商品を提供しているそうです。素敵な彩りの商品には、“きり”、“かき”、“まつ”などのカラーバリエーションがあり、かち色(黒青色)となのはな色のコーヒーカップを早速購入しました。
ちなみにシリコーンは、20世紀初めイギリスで初めて合成され、その後、1934年にアメリカでシリコーン樹脂が発見され、耐熱絶縁体として軍用産業で利用されたそうです。シリコーン樹脂は、耐熱性、耐候性や電気絶縁性などに優れ、人体への毒性も小さいため、さまざまな産業分野で素材や部品として利用されています。その分野は多岐に渡り、電子部品、自動車部品、事務用機器、医療用具から一般家庭では食器、調理器具、台所用品、日用品、おもちゃなどがあります。
私は、今回購入したコーヒーカップで毎日のコーヒータイムを楽しんでおります。巣ごもり生活が暫く続きそうですが、モノトーンの生活の中でシリコーンのコーヒーカップが彩りを添えてくれています。
「Cafe Si 」に飾られたお洒落なシリコーン製品たち
(撮影:阿南.2020.11.26)
我が家のシリコーンカップたち
形態マガジン号キャプテン 阿南 建一
問題 1
骨髄の細胞同定を行なって下さい。
問題 2
この症例の形態所見から考えられる疾患は何でしょうか。
また、鑑別する疾患とそのポイントも考えて下さい。
今回の細胞編は、骨髄像における顆粒球系細胞を中心に出題しました。
顆粒球系は、細胞質の顆粒が抜けたり豊富であったり、二次的変化が多くみられますので、細胞質よりも核の所見を重視した方が同定しやすいと思われます。
症例編は、前回号に類似しているようですが、僅かな検査所見を参考にして、末梢血および骨髄の形態所見を理解し、形態診断を行なって下さい。また、形態診断に不可欠な検査所見や鑑別疾患についても考えてみて下さい。
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「ネットで形態」第4弾アーカイブはこちら >>「ネットで形態」第1弾 電脳・血液形態塾 「ネットで形態」第2弾 血液形態自習塾 「ネットで形態」第3弾 マンスリー形態マガジン
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