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第20回 問題と解答

問題

第20回
CASE 1 〜 4の細胞像を確認頂き、1 〜 5の細胞同定を行ってください。

各設問の選択細胞
1. 細網細胞
6. 造骨細胞
2. 組織球
7. フエラタ細胞
3. 青藍組織球
8. 前骨髄球
4. 形質細胞
9. 骨髄球
5. 破骨細胞




解説

  • (BM-MG×1000)Case1
    case1
  • (正解と解説)
    【正解】  1. 細網細胞、またはフエラタ細胞  2. 前骨髄球
    【解説】 
    1.は一見前骨髄球にみえますが核網は粗網状で、細胞質は広く不規則性です。顆粒はじゅず球のように連なり流れているようです。好中性顆粒とは思いますが、核網と豊富な細胞質から血液細胞というよりも網内系の細網細胞を思わせます。2.は典型的な前骨髄球ですので、それに比べると大きさや形態は異なります。その昔、Ferrataが未熟な顆粒球を“フエラタ細胞”と命名したようですが、今日ではこの名称は使用されていないようです。



  • (BM-MG×1000)Case2
    case2
  • (正解と解説)
    【正解】 3. 青藍組織球
    【解説】 
    骨髄にみられる大型細胞で核は偏在し、広い細胞質には大小不同の真青色の斑点をちりばめたようにみえます。網内系の細胞が脂質を処理できないために、真青色の封入体をつくるといわれ、1970年代 肝・脾腫の患者で検出された報告があります。この斑点はSudan black B染色やPAS染色に染まります。慢性骨髄性白血病などでも稀にみられます。



  • (BM-MG×1000)Case3
    case2
  • (正解と解説)
    【正解】 4. 造骨細胞
    【解説】 
    骨髄にみられる大型細胞で、核は偏在性で細胞質から今にも飛び出ようとしています。広い細胞質は好塩基性ですが、明色庭(clear zone)は核より離れたところにみられます。空胞もみられ形質細胞に類似しますが、核や明色庭の位置が異なります。



  • (BM-MG×1000)Case4
    case2
  • (正解と解説)
    【正解】 5. 形質細胞
    【解説】 
    骨髄にみられる形質細胞ですが、核は偏在性で好塩基性の細胞質にしっかり収まっています。明色庭(clear zone)は核を取り巻くようにみられ、空胞がみられることも特徴であり、造骨細胞とは異なります。



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