第22回日本検査血液学会(JSLH)学術集会 イブニングセミナー1詳細

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第22回日本検査血液学会(JSLH)学術集会 イブニングセミナー 1
【会 場】 Web開催
【日 時】 ライブ配信 2021年9月11日(土)18:00 ~ 18:50
オンデマンド配信 2021 年12 月20日(月)~ 2022 年1 月30日(日)終了
【演 題】

形態のエキスパートを目指して 
“血球形態・骨髄像の見方の基本、そしてアプローチの方法”

【座 長】

土屋 逹行 先生(けいゆう病院 臨床検査科)

【演 者】

安藤 秀実 先生(日本大学病院 臨床検査部)
後藤 文彦 先生(NTT 東日本関東病院 臨床検査部)
常名 政弘 先生(東京大学医学部附属病院 検査部)

【要 旨】

骨髄像を含む血球形態検査は古くから血液疾患診断の基本である。しかし血液疾患の診療を担当する医師で自ら末梢血液像、骨髄像を観察する医師数は減少の一途をたどっている。その理由の一つは、悪性血液疾患WHO分類の基本は、血球形態より腫瘍性増殖している血液細胞の細胞起源などを遺伝子変異、染色体分析、細胞表面マーカーなど形態以外の情報を用いる分類が主になっているため、形態の観察よりこれらの検査結果を重視する傾向があるからである。しかし、検査血液学会に参加されている方々の大多数の施設では、急性白血病などは、末梢血液像、骨髄像検査のみで診断し、治療を開始し、細胞表面マーカー、染色体、遺伝子検査などの結果が揃った時点でWHO分類を行っている施設が多数を占めるのが現状である。

そのため、臨床検査室内で臨床検査専門医や臨床検査技師による骨髄像観察から情報を正確に読み取り報告する必要性がさらに重要になってきている。2014年に日本検査血液学会により創設された骨髄検査技師制度資格取得者が増加しているのは上記の理由で必要性が高まっていることも一因である。今回も経験豊富な骨髄検査技師3名に症例を通じて、基本的な血球形態、骨髄像の見方、考え方のみでなく、最新の細胞表面マーカー、遺伝子検査所見と形態の関係などについても紹介する予定である。

十年以上続けている参加型のセミナー形式で、参加していただいた皆様とともに近年ますます重要になっている血球形態、骨髄像の見方・考え方の技術・知識の習得を目指したい。

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