『血液形態診断の診断思考マニュアル』 -Point-Line-Plane-Time(PLPT)で病態を読み解く-
著者:阿南 建一 先生 (元 国立病院機構九州がんセンター 検査部)、須田 正洋 先生(元 九州大学病院 検査部)
目次
1)顆粒球系細胞(好中性顆粒球)
2)赤芽球系細胞
3)巨赤芽球性造血
4)巨核球系細胞
【小括】
【略語】
【点・線・面・時間の視点で示す診断チャート】
【小括】
【表記ルール】
1.「点」の視点(細胞・分子のミクロ解析)
2.「線」の視点(分化・成熟・時系列)
3.「面」の視点(細胞集団・空間情報・多様性)
4.「時間」の視点(経過・予後・迅速性)
【付録】診断思考を育てる比喩集 ―顕微鏡から学ぶ病態の見方―
1)細胞形態を読む比喩(点)
a)細胞の大きさは赤血球を「ものさし」として測る
b)「風船を膨らませたような柔らかい核」
c)「針が折れそうな核」
d)「merge」は嘘つかない
e)ペルゲル核異常好中球は「核はゴツゴツ」、核周囲は「ボコボコ」
f)セザリー細胞はティッシュペーパーの折り目がみえるような「しわ状形成」
g)LPL細胞の核は落花生の殻の内側に豆が張り付くような核の偏在感
h)形質細胞のクロマチンは、「車軸状」に加えて「水玉模様」で捉える
i)骨髄芽球はスカイブルー(sky blue)、前赤芽球はロイヤルブルー(royal blue)
2)病態を読む比喩(線・面・時間)
a)中毒性顆粒は「造血工場の緊急出荷」の痕跡である
b)巨赤芽球では核と細胞質が「足並みを揃えない」
c)骨髄は「現場」、末梢血は「結果」
d)見逃すな!殺しの手口
3)標本・配列/診断思考を読む比喩(点・線・面・時間)
a)赤血球の連銭形成は「5円玉にひもを通して垂らしたようなコインの積み重ね」
b)再生不良性貧血は「線そのものが細くなった状態」
c)診断はジグソーパズルである。
【文献情報】
阿南建一,須田正洋:血液形態診断の診断思考マニュアル ― Point-Line-Plane-Timeで病態を読み解く ― .ベックマン・コールター株式会社,2026.
MAPSS-DX-202610-4
